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 現在、僕が個人レッスンを申し込んでいる声のプロの方に

篠原さなえさんという方がおられます

「ナレーターになろう♪」というHPを開いてまして、

無声化や鼻濁音について勉強したいと思った事がある方は

見たことがあるかも知れません。

僕自身、今までもの凄く多くの演出家や俳優、声優、声楽家、ボイストレーナーに

呼吸や発声、滑舌の指導を受けてきましたが、

こと「声」の分野に関していえば、この人を超える人はいなかったとさえ思います。

特に日本の演劇界では、かなりの理論軽視、努力主義がまかり通っていまして

呼吸について重要視している俳優というのは、そう多くありません。

以前僕を指導してくれていた演出家に言わせれば、

「ボイストレーニングにおいて、呼吸から話を始めない奴はモグリだと思っていい」

とのことでした。

もちろん呼吸から入る指導者でも、「腹式呼吸」というものをきちんと理論的に理解していて、

「脱力」や「発生に繋げる呼吸」ということまで指導してくれる人は多くなく、

そうなると、世の中の俳優や声優の養成所にいるボイストレーナーの

いったい何%がまともな指導者と言えるのか疑問です・・・・・・。

前置きが長くなりましたが、そんな篠原さなえさんがこの度本を出版されました。

「魅せる声」のつくり方

という本なのですが、実に分かりやすく、重要なファクターを載せて下さっている本です。

もちろんボイストレーニングというものは、独学だけでマスターするのは至難の技ですが、

現在養成所やレッスン、ワークショップに通っている方は

是非この本を参考に、トレーニングの厚みを増やしてみて欲しいと思います。

1000円で買えるには、大きすぎるアドバンテージになると思いますよ！